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雑誌コードについて

定期刊行物コード(雑誌)のチェックデジットの計算方法

(1)JAN コードのチェックデジットの計算方法

 チェックデジット(check digit)は、読み誤りがないかを自動的にチェックするための数字です。
 このチェックデジットの計算方法は「モジュラス10、ウエイト1、3」と呼ばれ、JISに定められています。

<例>

●雑誌コード:09971 / 2014年7月号 09971-07(2014年)

●JANコード JANコード

●JANコードに右端から桁番号を割り振ります。

桁番号 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
JANコード 4 9 1 0 0 9 9 7 1 0 7 4 CD

●桁番号に基づき、次のように計算します。

①偶数の桁にあたるコードの数字を、足し算します。
9+0+9+7+0+4 = 29

②算出された数字を3倍にします。
29×3 = 87

③CDを除いた、奇数の桁にあたるコードの数字を、足し算します。
4+1+0+9+1+7 = 22

④ ②と③の数字を合計します。
87+22 = 109

⑤合計数の下1桁の数字の補数(10から引いた数)がチェックデジットになります。
10-9 = 1

⑥JANコードは、4910099710741となります。

※下1桁が「0」の場合は、チェックデジットも「0」となります。

【注意】書籍に表示されるISBNコードのチェックデジットとは計算方法が異なります。

(2)アドオンコードのチェックデジットの計算方法

<例>

●本体価格: 952円

●アドオンコード:『 00952 』

●アドオンコードに左端から桁番号を割り振ります。

桁番号 1 2 3 4 5
アドオン 0 0 9 5 2

●桁番号に基づき、次のように計算します。

①奇数の桁にあたるコードの数字を、足し算します。
0+9+2 = 11

②算出された数字を3倍します。
11×3 = 33

③偶数の桁にあたるコードの数字を、足し算します。
0+5 = 5

④算出された数字を9倍します。
5×9 = 45

⑤ ②と④の数字を合計します。
33+45 = 78

⑥チェックデジットは、「8」となります。

  • JANコード等では、チェックデジットそのものが1桁の数字で表記されていますが、アドオンコードでは数字上の表記はされません。
    そこで、<例>で求めたチェックデジットを、下記の5桁の数字バーコード表記方法で表しています。
    これを『パリティチェック方式』と呼びます。
【パリティチェックの算出方法】
  アドオンシンボルのパリティパターン
チェックデジット 1桁 2桁 3桁 4桁 5桁
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
【パリティチェックの算出方法におけるA・Bの表し方】
コード
0 0001101 0100111
1 0011001 0110011
2 0010011 0011011
3 0111101 0100001
4 0100011 0011101
5 0110001 0111001
6 0101111 0000101
7 0111011 0010001
8 0110111 0001001
9 0001011 0010111